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書籍の紹介 フランチャイズ・システム
― 経済学的・法学的分析 ―
原題:FRANCHISE OPERATIONS AND ANTITRUST
本6
ここでは、フランチャイズやチェーンストアーに関連した書籍で、このサイトの開設者が内容を確認の上、特にお薦めに値するものを紹介しております。
フランチャイズ・システム フランチャイズ・システム 中表紙 フランチャイズの契約上のコントロールを本格的に研究したい人向きです。
著者:DONALD N.THOMPSON
訳者:浅井慶三郎
発行所:東京教学社
発行:日本語版 1973年(昭和48年)8月
Copyright(C)1971by D.C.Heath and Company.Japanese translation rights arranged through Charles.E..Tuttle Company Inc.,Tokyo.
「書評」
★筆者はカリフォルニア大学の出身で、ハーバード大学の特別研究員、アルベルタ大学教授及びロングアイランド大学の訪問教授でもある。多くのマーケティング、公共政策、法律およびビジネス関係の専門誌に論文を発表し、特にマーケティング・ディシジョン・メーキングにたいする政府の規制とその経済的意義をテーマとする文献・報告が中心になっている。また彼は1970年のアメリカ・マーケティング協会の契約的マーケティング・システム研究会の座長をつとめた(訳者・浅井慶三郎先生の本書の「補遺」より)。
★本書の主要なテーマは、フランチャイズ契約に含まれる主要な制約を扱っている。具体的には、抱き合わせ販売、テリトリー制、顧客制限、排他条件取引等である。
★そのために、フランチャイジングの歴史、本質、成長及び種類について社会的経済的側面からアプローチし評価を下しているが、1970年代のフランチャイズを背景にしているので、自動車、ガソリンスタンド、ペイント、農業機械、土木機械、靴、清涼飲料等の伝統的フランチャイズ(本書では、「製品およびサービス・フランチャイズ・システム」と呼ばれている)が考察の中心になっている。
★現在の日本で代表的なフランチャイズの主流になっている「ビジネス・フォーマット型フランチャイズ」については、本書では「トレード・マーク・ライセンスのフランチャイズシステム」として分類され、今後発展するであろうと予測し、まさしくその通りになっている点が面白い。
★原書の題名にもなっている反トラスト法に関する部分は、一つの章が割り当てられてはいるが、経済的側面に主として関心のある読者は、とばして読んでもらっても良いと筆者自身は書いている。
★訳者である浅井慶三郎教授の巻末の「補遺;現代フランチャイズ・システムとその問題点」においては、1970年代において既に今日本のフランチャイズが抱える問題点の指摘がなされており、30年前に書かれた本書がこれにより現在へつながっている。
★とにかく、フランチャイズ特にフランチャイズの初期の伝統的フランチャイズから研究しようとする人には、欠かせない文献である。
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