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書籍の紹介 フランチャイズ契約(判例ハンドブック)
本50
ここでは、フランチャイズやチェーンストアーに関連した書籍で、このサイトの開設者が内容を確認の上、特にお薦めに値するものを紹介しております。
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フランチャイズ契約 判例ハンドブック
編・著者:西口 元(前橋地方裁判所部総括判事)
奈良輝久(弁護士 四樹総合法律会計事務所)
若松 亮(弁護士 四樹総合法律会計事務所)
発行者:逸見 慎一
発行所:株式会社青林書院
発行:2012年4月5日
定価:本体(4,600円+税)
装丁:
A5版 545ページ
書 評
★ここでの判例は、総論にはじまり、契約締結段階から終了まで、独占禁止法との関係を含め57例が紹介されている。
★はしがきを見ると、本書は法律の専門家でないフランチャイズの関係者にも分かりやすいように最新のフランチャイズ判例を解説したものであり、その特色は以下のような点にあるとしている。
@各判決の「争点」を明記した。
A「事案の概要」「判決要旨」は、できる限り詳しく引用した。
B「分析」は『〔改訂版〕フランチャイズ契約の法律相談』とタイ・アップさせ、連携した形で利用できることが好ましいと考え、同書の関係個所(該当頁)をできる限り引用した。
C分析は、平易な表現を心掛けたが、内容的には判例解釈なみの詳しいものもあれば、比較的簡潔なものもある。
★本部と加盟店との間に信頼関係が無くなったフランチャイズ・トラブルにおいては、互いの主張と反論はとどまるところがなく、第三者の評価もさまざまである。
この点については、はしがきを見ると、本書の編集者は次のような配慮をおこなったと述べている。
・「判決要旨」については、あえて重要個所に下線を引くなどの処理は施さなかった。読者自ら判決要旨を熟読含味され、自ら思う重要個所にラインマーカーを引く等の工夫をされることをお勧めする。
・「分析」における執筆者の意見は、必ずしも一致を見ていない部分もあるが、最終的には各執筆者の判断と責任に委ねた。読者は、同一テーマの複数の裁判例の分析を読むことによって、フランチャイズ契約の裁判例の最新の動向のみならず、理論の現時点の到達点をも理解することができると考える。
上記の編集者の考え方は、実務に携わる者にはよく理解できる。読者は参考にされるといいだろう。
★執筆者は次の12名の人達である。
秋元大樹(弁護士 川崎あすか法律事務所)
毛塚重行(弁護士 加藤法律事務所)
胡 光輝(北陸大学未来創造学部専任講師)
土居伸一郎(弁護士 小林法律事務所)
カライスコス アントニオス(京都学園大学法学部専任講師)
石井 亮(弁護士 外苑前法律事務所)
石田晃士(弁護士 隼あすか法律事務所)
若松 亮(弁護士 四樹総合法律会計事務所)
林 紘司(弁護士 四樹総合法律会計事務所)
西口 元(前橋地方裁判所部総括判事)
西口 克(弁理士 浜田国際法律特許事務所)
奈良輝久(弁護士 四樹総合法律会計事務所)
★フランチャイズ判例に多く見られる過失相殺については、本書の第2章28頁でまとめて触れられているので加盟店(これから加盟しようとする人も)は、過失相殺が行われた判例を、一番先に特に熟読含味されることをお勧めしたい。
★一方の本部事業者は、自社のフランチャイズパッケージを絶えずバージョンアップし続ける使命がある。時には謙虚に、ナレッジマネジメントの手法により加盟店の力をも借りなければならない。では具体的にどうすべきか。本書にある判例と上記に紹介した執筆者の分析から実に多くのヒントと教訓を得ることができるだろう。
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