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書籍の紹介 肩書だけの管理職
本48
ここでは、フランチャイズやチェーンストアーに関連した書籍で、このサイトの開設者が内容を確認の上、特にお薦めに値するものを紹介しております。
肩書だけの管理職 マクドナルド化する労働
著者:安田浩一・斎藤貴男
装丁:ネオプラン
発行者:木内洋育

発行所:株式会社旬報社
発行:2007年12月25日
定価:本体1,300円+税
大きさ:
159ページ 19cm
書 評
★ここで紹介する書の著者は、安田浩一・斎藤貴男の二人である。安田氏は『週間宝石』(光文社)記者などを経てフリーに。事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続けている。斎藤氏はジャーナリスト。日本工業新聞記者、『プレジデント』編集部、『週間文春』記者などを経てフリーに、と本書の巻末で紹介されている。
★本書のテーマである店長は管理監督者かどうかという問題については、東京地裁において2008年1月28日ファーストフッド店の店長について、労働基準法41条2号の管理監督者には該当しないとする判決が出ている。→ 判例25参照
★肩書だけの管理職の実態は、5社を例にとり本書に詳しく述べられている。店長は管理監督者かどうかという問題は古くからある。店長になると、残業代の実計算がなくなり手取り収入が減り、部下の方が給料が多くなる、という逆転現象で問題にされて来た。これが今日のように訴訟まで到らなかったのは、店長が一種の名誉職と見られた時代があったからだろう。だが低成長、店長とマネージャー以外は全てパートタイマーとアルバイト、厳しい業績評価と成果主義、週単位の本社からの営業指示、現場での熾烈な他社との競争、企画・計画業務の本社集中など、質的に店長の業務内容が変わってしまった。
★管理監督者かどうかの判断基準は、裁判例では名称にとらわれず(1)職務内容や権限と責任、(2)経営者との一体性、(3)労働時間に関する自己裁量性、(4)相応しい待遇などが基準とされる。
★上記のような背景を踏まえ、2008年9月9日厚生労働省から「多店舗展開する小売業、飲食業等の店舗における管理監督者の範囲の適正化について」と題して通達が出されているので、関係者は目を通しておかれることをお勧めする。
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