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書籍の紹介 なぜこのチェーンストアは流行っているのか
本43
ここでは、フランチャイズやチェーンストアーに関連した書籍で、このサイトの開設者が内容を確認の上、特にお薦めに値するものを紹介しております。
なぜこのチェーンストアは流行っているのか 著者:根岸康雄
発行者:千場弓子
発行:株式会社 ディスカヴ
ー・トエンティワン
発行:2011年9月15日
価格:定価 本体1,400円+税
大きさ19cm
装丁ソフト・239頁
書 評
★巻末に「この単行本はDIME誌2011年新年号から6回にわたり連載されたシリーズを大幅に加筆したものです」とあり、次の6つのブランドのチェーンストアーが紹介されている。括弧内は運営している企業名である。ケーズデンキ(株式会社ケーズホールディングス)、金の蔵(株式会社三光マーケティングフーズ)、JINS(株式会社ジェイアイエヌ)、ABCクッキングスタジオ(株式会社ABC Cooking Sutudio)、Curves(株式会社カーブスジャパン)、ABC-MART(株式会社エービーシー・マート)
★各チェーンを紹介する章のはじめで「このチェーンストアーが流行る秘訣」を箇条書きで5項目に要領よくまとめ紹介している。各チェーンの特徴はこの5項目で手短に知ることができる。その内容は本書を見てもらいたい。
★この6社に共通した多店舗展開のセオリーを、チェーンストアー理論に基づき指摘するなら、次のようになるであろう。
1.ドミナント(Dominant) 出店;狙った地域に集中出店する。さらに業態変更と立地の創造をおこなうことによって、今までにない場所への出店も可能になる。これはチェーンの認知度を高める策でもある。
2.客層は広くとる;老若男女を客層とする。大衆品(Everybody Goods)、実用・日用・必需品(Everyday Goods)を扱うことで客層を広げることである。外食業とサービス業においても同じである。居酒屋における女性客の入りやすさ、サービス業においては今まで疎外されていた人達の取り込みなどもこれにあたる。
3.価格はポピュラープライス(Populer Price);定価を割引したチープ(Cheap)な安売り価格ではなく、マス(Mass)化、集荷や生産の仕組み、原材料・加工方法などを劇的に変更することでディスカウント(Discount)価格を実現する。
4.現場作業(Operation)の標準化(Standardization)、単純化(Simplification)、差別化(Specialization)をおこなう;お客さんの眼に見えないところは、徹底的に効率化とコストダウンをおこなう。そうすることで、従業員は接客に集中・専念でき、その結果オペレーションコストと労務費は削減され、価格を大幅にディスカウントできるようになる。
以上のような多店舗展開のセオリーを、本書の6つの企業から読み取れるだろう。
★2桁、3桁の数の店舗を開発し運営するには経営理念や精神論だけでは駄目で、そこには永年にわたって構築した仕組み(System)が必要であることがわかる。本書はさまざまな問題意識を持つことで、一層面白く読めるお勧めの書である。
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