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書籍の紹介 ブックオフの真実
本41
ここでは、フランチャイズやチェーンストアーに関連した書籍で、このサイトの開設者が内容を確認の上、特にお薦めに値するものを紹介しております。
ブックオフの真実 副題:坂本孝ブックオフ社長、語る
特別ゲスト 松本和那マツモトキヨシ会長

編者:村野まさよし
編著者:坂本 孝、松本和那(かずな)、村野まさよし
発行者:岡村 久
発行所:日経BP社
発売所;日経BP出版センター
発行:2003年3月3日
価格:定価 本体1,500円+税
B6判・255頁
書 評
★「ブックオフの真実」という題名からは暴露本を想像するが、そうではなく、ブックオフが生まれた経過とそのフランチャイズパッケージの詳細を創業者本人の口から聞く真面目な内容の書である。
★第一章は、創業者と松本和那マツモトキヨシ会長との対談、第二章は、創業者と本書の編者である作家・ジャーナリストの村野まさよし氏との対談、そして第三章は、編者が創業者にあえて聞きたい、として質問する形式になっている。
★従来の古書店のイメージを打ち破ったフランチャイズパッケージは、どのようにして生まれたのか、その中身は、ノウハウは、対談や質問の中で創業者が語る次の言葉で知ることができる。言葉はいづれも原文のままである。
・古書じゃなくして「読み終わった本」と認識を変えたんです。
・本の内容は一切問わずして、きれいか汚いか、新しいか古いかで値段をきめよう。
・いわば「目利きビジネス」のアンチテーゼですが・・・・。
・仕入先はエリアごとのお客さんなわけで、商品供給という縛りがないわけだから。ですから、ノウハウだけを供給する日本で最初のフランチャイズをやろうと決意したわけです。
・新品の値段ががっちり決まっているから、中古品の価格設定もそれに合わせて、統一してつけることができる。すなわち「値付け」をマニュアル化しやすい。これはチェーン展開するうえでぴったりの代物だ、と考えた。
・本の価格は定価の半額にしようとなった。それは何故かって言ったら、計算しやすいってことだけなんですが。
・具体的には、定価1000円の本なら、100円で買って、500円で売るわけです。それで商売成立。すごくわかりやすいでしょう。
・お客さんが持ってきてくれた本は、「特A、A、B,C、D」の5つのランクに分けて、それぞれ買い値を設定しています。特Aは発行されてから3カ月以内の新刊本、定価の1割で買って、半値で売るのはこの「特A」だけです。3カ月を過ぎている本は、ABCDとランク落ちしていきます。
・たとえば、定価1000円の単行本とすると、買い取り価格は特Aが100円、Aは60円、Bは40円、Cは10円、Dはゼロとなります。
・店においてから3カ月しても売れないものや在庫が5冊以上になったら、100円にプライスダウンする。
・最初に立地調査するときに「ここは売れる」じゃなくて「ここは買えるか」なんです。
・実はマーチャンダイジングは放棄したんです。こっちがほしいと思う本が必ずしも集まるわけじゃない。
・ブックオフが伸びている原因というのは、単品管理しないってことなんですよ。
・チェーン展開のコツというのは、最初に他人を信用するか否かなんです。
・現場のオペレーションはパートアルバイトを主力にするわけですから、パートアルバイトが、2週間で覚えるくらいのことにしないと、店が回らない。
・ウチの店はパートのおばさんや学生アルバイトでもっていますから、その人たちが迷ったり困ったりすることがない完璧なマニュアルが必要です。そうでないとチェーン化は絶対にできません。
・フランチャイズチェーンを展開するにあたって、まずやらなねばならないのは作業マニュアルづくりです。
・今のマニュアルは日本マクドナルドのものをベースに完成させたんです。
・100店舗あるとしたら、直営店が20は必要だと思っています。
★上の創業者が語る言葉を紡いでいくと、フランチャイズパッケージになる。創業者は、「現場第一主義を忘れた小売業は決してうまくいきません」「これは実感として思うのですが、知恵は現場にごろごろ転がっている」とも語っている。今日のブックオフは一朝一夕に出来上がったものではないことがわかる。
★本書では、対談相手の松本和那マツモトキヨシ会長からも「マツキヨ」に関する興味ある話が聞けるし、第3章においては、本の再販制についての議論もなされており、関心のある人には参考になるだろう。
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