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本33 | |||
ここでは、フランチャイズやチェーンストアーに関連した書籍で、このサイトの開設者が内容を確認の上、特にお薦めに値するものを紹介しております。 | |||
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流通は変わる/シリーズの一冊です。 著者:会田玲二 発行者:山本時男 発行所:株式会社 中央経済社 発行:1997年3月15日 価格:定価 1,553円(税別) B6判・217頁 |
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書 評 | |||
★フランチャイズは、チェーン網構築による事業拡大の仕組みである。したがって、どのような出店政策をとるかは、事業の行方を大きく左右する。本書はタイトルにある通り、出店のありかたの「実際」を説明しているので、フランチャイズの市場調査を担当する人や加盟店開発担当者にお勧めしたい。 | |||
★豊富な後背地人口を背負った競合のない出店しやすい田舎に、小商圏で、徹底した隙間なしで出店(インクブロット、インクが染み亘るような出店)することを著者はすすめる。飛び石出店は、マネージメント、広告、物流の面においても不利であるからだ。 | |||
★店舗については、自社が長年蓄積してきた主力商品で、アフォーダブル(affordable)価格(気にせずに余裕をもって買える価格)で、徹底したローコスト店舗で「標準化」を行うべきだと説く。 | |||
★なぜ誰も見向きもしない立地に出店するのか。それは不便を感じている顧客に喜ばれるからであり、出店する側にとっても数百、数千の出店が可能となり、店の名前も知れ、一店舗だけでは大した力もない店が、まとまると大きな力を発揮できるという明快な理由による。 | |||
★札幌、東京、大阪、名古屋などの繁華街に巨艦店舗をつくるのが、わが社の出店戦略であるという社もあるだろう。これはどちらがよい悪いという問題ではなく、社の戦略の違いである。だが現業をフランチャイズ化してチェーン網を構築しようとする社は、本書に一度目を通しておかれるといいだろう。 | |||
★本書の著者は、チェーンストアー経営の研究団体である日本リテーリングセンター(ペガサスクラブ)の協力講師でもある。 | |||
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