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書籍の紹介 フランチャイズ契約裁判例の理論分析
本19
ここでは、フランチャイズやチェーンストアーに関連した書籍で、このサイトの開設者が内容を確認の上、特にお薦めに値するものを紹介しております。
JFA推薦書籍 ←このマークは、(一社)日本フランチャイズチェーン協会(略称JFA)が推薦する書籍のマークです。
JFA推薦書籍フランチャイズ契約裁判例の理論分析 フランチャイズに関する紛争における法規制・ルールを導き出そうとする優れた書です。
著者:弁護士 金井高志
発行者:浦野哲哉
発行所:判例タイムズ社
発行:2005年4月8日
価格:定価 (本体6,600円+税)
書 評
★筆者は、経済産業省のサービス・フランチャイズ研究会委員(平成15年2月)を務めたことがあり、日経新聞主催のフランチャイズ・ショー(JFA特別協力)&ビジネス・エキスポのセミナー講師やフランチャイズ専門誌「FRANJA」の何でも相談の講師としてフランチャイズ業界では著名な弁護士である。
★本書では、分析対象となった裁判例についての弁護士・研究者による分析を踏まえて、できる限り現時点におけるフランチャイズに関する紛争における法規制・ルールを導き出すことを目指している。(序章より)
★判例分析の主要なテーマは、次の通りである。売上収益予測の情報開示、立地調査に基づく売上・収益予測の内容、立地調査に基づく売上・収益予測以外の情報開示事項、フランチャイザーによるセールストーク、損害賠償と過失相殺、不法行為(詐欺・詐欺的行為、欺瞞的顧客誘引)、商標(商品等表示)、フランチャイズ・システムにおけるノウハウおよび指導・援助、秘密保持義務と競業避止義務などとなっている。
★取りあげられた判例(案件)は、個別に全て背番号が付されており読み返して見る際にも探しやすくなっている。近時の判例については、「補論」として追加分析が行なわれている。
★分析対象となった裁判例についての弁護士・研究者による分析内容は、詳細に脚注が付され、必要に応じて説明もされ、データベース的な価値も高く、研究者には大変有難い。
★フランチャイズを「ビジネス・フォーマット型フランチャイズ」としてとらえ、フランチャイズ契約が持つ法的性質を、四つの要素で表現している。逆に言えば、フランチャイズの定義を法的な面から定義していることになり、実務上でも大変参考になる。四つの要素とは何か? それは、ぜひ本書を見ていただきたい。
★本部の加盟店に対する情報開示やセールストーク、規制、統制、制約などは、どの程度や範囲なら許されるのか、または許されないのか。事業者としての加盟店の資質、能力、自助努力、責任などはどの程度まで要求されるのか。これらは実務上最も頭の痛い問題である。その答えと解決のヒントは、裁判の傾向と法的ルールを見つけ出そうとする本書の中にあるだろう。
★本書で取り上げられていないフランチャイズ契約上の問題として、「加盟金やロイヤリティ」「契約違反における違約金」「契約の終了」については、今後さらに分析を進め、できるだけ早い時期に検討結果を発表していきたい、と著者は(はしがき)で述べている。本書を読んだ結果から、これからの発表が待ち遠しい。
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